『あつまさ先生の道しるべvol.20』~子どもを「算数好き」にさせるためには~

 

低学年のうちに算数が好きになれば、しめたもの!!

★子どもが学校で使用している教科書を手に入れ、どのように授業で学んでいるか前もって知っておくと、家庭学習の際、的確なアドバイスができ、子どもの理解力が増します。

例えば、

①時間割でその日どんな勉強を学校でしてくるのか事前にわかっているので、「繰り下がりのある引き算のしかた、ママに教えて」などと声をかけ、それとなく理解の定着をはかるとともに、できていることを褒めてあげる。
②「明日の算数で習うところは、どのページ…」と声をかけ、一緒に教科書を見て予習しておくと、授業中の集中力も高まり理解力も増してくる。

 

 

★教科書に準拠した市販の「算数セット」を購入し、ブロックやカードなどの教具で一緒に遊び数のしくみや計算のしかたを体感させると、楽しく課題に取り組めるようになります。

例えば、

①セットに入っている時計の長い針を回して、現在の時刻や2時間後の時刻などを差し示す遊びをする。
②繰り上がりのある足し算(8+5)のしかたを、ブロックやおはじきを動かして説明してみる。

 

 

★日々の生活の中で体験できることや物などを使って、ゲームをしたりクイズを出しあったりして数遊びをすることで算数に興味を持ち始める。

例えば、

①食事のお手伝いの場面で、家族(5人)分のお皿を並べてもらい、20個のミニトマトを等しく分けるとしたら、一皿に何個のせたらいいか?
②居間にある物の形で、四角形や三角形や円はどれで何個あるか、それぞれ数えて見る。
③トランプで7並べ遊びを楽しむ。
④部屋の天井までの高さを予想しあい、巻き尺等で測ってみる。
⑤空の牛乳パック(1ℓ=10㎗)に水をいっぱい入れて、計量カップ(2㎗=200㎖)に注ぐと何回分になるか試してみる。
⑥買い物をする際や、物の値段を話す際に、880円だとしたら100円玉が何枚、50円玉が何枚、10円玉が何枚必要か?など、常に考えさせるようにする。

 

 

「好きこそものの上手なれ」のごとく、算数が好きになると、算数が得意になる!! 

★どんな物事でも、上手くなったり深く知ったりするためには、その物事に興味を持つことが大切と言われています。興味を持つことで、その物事を好きになり、そこから上達が始まります。

★算数が得意になると、ますます算数が好きになります。この連鎖は、高学年まで続きます

さぁ算数を勉強しよう!!というよりは、日常に溢れている数や計算につながる遊びやお手伝いから触れることで、楽しく自然に学べますね♪


 

次回は『おすすめの家庭学習法!』
家庭学習ってどんなことをすればいいの?あつまさ先生が考える効果的な家庭学習法をご紹介します♪

次回公開予定は、2022年6月22日(水)です