『あつまさ先生の道しるべvol.23』~小学生の”習い事”事情~

第4位 通信教育


通塾することなく授業の予習・復習ができるのが通信教育紙のテキストが主体のもの、紙テキストとタブレット学習の併用のもの、ほぼタブレット学習のものがあります。紙のテキストの場合でも、「Web授業が受けられる」、「郵送やメールでの質問ができる」などのサポートがあるので安心。自宅で安心・安全に学習ができるのが強みです。

通信教育で学ぶメリット

★通塾時間がない。★学習習慣がつく。★親に見守られながら勉強することで、学習意欲や知的好奇心が高まる。(低年齢ほどその傾向がある。)★他の子の目を気にせず、自分のペースで学べる。★使用している教科書に準拠したテキストで学べる。

 

第5位 音楽教室(歌や楽器など)

ピアノ・エレクトーン・バイオリン・ボイストレーニングなど音楽系の習い事も、知育効果が高い習い事です。小学校入学前から始めるお子さまも多いです。低年齢であるほど、手先の運動量と脳の発達は直結します。楽譜を理解しながら手指を動かしたり、声を出すことで脳が活性化され、言語能力も高まります。

音楽教室(歌や楽器など)で学ぶメリット

★音楽センスが磨かれる。★脳の発達が促進される。★巧緻性が鍛えられる。★人前に出る度胸がつく。★自分の見せ方が学べる。

 

上位10は皆様の周りでも習っているお子さんが多いのではないでしょうか。習字・そろばんを含めたスタンダードな習い事がそろっています。「身体能力アップ」「知育効果」を狙った習い事が人気です。
勉強系の習い事が上位に集中する中、運動系の習い事のサッカーと体操が男子中心に人気を集めています。特にサッカーは、男子の定番の習い事になっています。

10位以下はダンス・武道・野球・バレエなどの運動系の習い事が続きます。女子人気の高いのはダンス・バレエ。バレエは高学年になっても辞める子は少ないです。

16位以降はプログラミング・ロボット教室、絵画教室・造形教室、ボルダリング、囲碁・将棋など新興系・アート系の習い事が目立ちます。

 

あつまさ先生
あつまさ先生

プログラミング・ロボット教室は、2020年のプログラミング教育必修化に影響を受けて習う子が増加。教育のデジタル化、ICTを活用した自主的な学びが全国的に推進されていることも増加の要因でしょう。また、2020年のコロナによるパンデミック以降、外出自粛の影響で通うことが困難な状況が続いた結果、多くの習い事がオンラインで受講可能になっています。

 

これから人気が出そうな習い事

社会で求められる能力が変化しつつある今、習い事の選び方も多様化しています。今まで注目されていなかったり存在しなかった習い事に人気が出ることがあるかもしれません。

☆プログラミング教室
「プログラミングの基礎から学び、アニメーションやゲーム制作に取り組む」、「ロボットを製作、プログラミングしてロボット工学を学ぶ」など子どもの「やってみたい!」を実現させるカリキュラムが特徴です。知的好奇心をひき出し、自主的に学ぶ力を育てます。多くのスクールで発表・討論の機会が設けられています。論理的思考力だけではなく、ITリテラシー・プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力なども身につけられます。

絵画教室・造形教室
絵画教室・造形教室は遊びの延長から技能・知識を楽しく学べます。勉強系の習い事よりも、やる気をみせるお子さんが多いかもしれません。子どもの自由な発想にプロの指導が加わることで、色彩感覚・表現力・創造力・想像力が身につきます。作品発表会などで他の生徒の作品を見て、意見交換をする機会もあるので協調性・コミュニケーション能力も育ちます。

☆ダンス教室
子ども向けダンス教室で習えるダンスの種類は、ヒップホップ・K-POP・チアが一般的です。全身運動で運動能力を高め、リズム感も養えます。また、グループで指導を受けることが多いので、協調性・コミュニケーション能力が育まれます。皆ができるまで繰り返し同じ動きを練習することで、忍耐力も養われます。運動が好きで陽気な子が習うイメージのあるダンス教室ですが、引っ込み思案なお子さまにもお勧めしたい習い事です。

 

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