ひっぽのひげ文庫 リターン vol.24 ボボンバ ボンボン

ひげのつぶやき

「親の勇気」

手前味噌な話になりますが、お許し下さい。
先日、神奈川に住んでいる小三になる孫娘が初めて一人で我が家にやって来ました。「ジュニア パイロット」というANAのサービスがあって、CAのお姉さんがちゃんと面倒見てくれるんですね。JRよりも安心して任せられます。
孫は、二泊三日して函館山、こどもの国、回転寿司と遊びまわり、ひっぽのウェイトレスも経験して、楽しく過ごし満足して帰りました。来年は「妹も連れて、また春休みにくるね。」と自信満々でした。
一人で飛行機に乗ってなんて大冒険です。自分が小学生だった頃には、時代も違いますが想像もつかないことです。
孫娘の勇気もさることながら、それ以上に親の勇気が必要なことです。勇気は、普段から我が子の行動や考え方を見据え、「この娘なら大丈夫!」という子どもへの信頼がなければ生まれない勇気です。
ちょっと子どもから離れて、一人で谷地頭まで電車に乗せてみるとか、新幹線に木古内から乗せて函館で迎えるとか、色々な冒険をさせてみることが子どもの経験であり、成長には欠かせないと思うのです。子どもの大冒険は案外、親自身の大冒険なのかも知れませんね。

編集後記

小学生の時、4つ下の妹と2人でバスでおばあちゃん家に遊びに行ったことを思い出しました。祖母の家は市内だったのでそこまでの大冒険ではなかったのかもしれないけど、とっても緊張してバスから見えるいつもの景色がまるで違って見えたのを今でも覚えています。無事祖母の家に到着したときには達成感と、満足感で「また2人で来るね!」と自信満々。(ひげさんのお孫さんと同じですね♪)それが飛行機なら自信レベルはかなり上がりますよね!経験することは何よりの財産。ちなみに初のバス冒険では母親が車で尾行していたそうな。ありがとう、お母さん。(ままっち!編集部 谷間)