ひっぽのひげ文庫 リターン vol.17 おつきみうさぎ

ひげのつぶやき
「学校行きたくないなぁ」
夏休み明けとか、毎週月曜日の朝、こんな子どもの言葉にビクンとしませんでしたか?
「あら、学校で嫌なことあったのかしら・・・」「いじめかしら・・・」「不登校になったらどうしよう・・・」などと心配になってしまうものです。困ったことに、教育界では『いじめ・不登校』とセットにして扱われることが普通になっています。確かにいじめやけんかで、不登校になることは多いのでしょうが、私が接してきた不登校の子どもたちの多くは、不登校の原因が本人にも分からないのですよ。私の娘(もう二児の母ですが)も中学で不登校でしたが、今だに原因は不明です。本人が語りたがらないのかも知れませんが・・・。では、「行きたくない」にどう対処するのか。
1・親は味方とばかりに「どうぞ、行かなくていいよ」と受け止める。
2・ほったらかして、その原因を追及しないで一緒に遊ぶ。
3・親としての自分を信じて、子どもを信じる。
親以上に子どもは学校に行かなくちゃと思っているものです。いじめられていれば、ますます行かなくちゃになります。休むといじめが更にひどくなることを知っているのです。
大人でも何となく仕事に行きたくないってことありますよね。子どもだって同じです。そういう子どもの気持の動きに敏感になり過ぎないのが大切だと思います。親の過干渉・過保護は子どものプラスにはならないもんです。
編集後記
小学1年生になった息子。ついつい、あーだこーだ言ってしまっている自分に日々反省中です。ひげさんのつぶやきを見てハッとしました、そうですよね「親以上に子どもは考えている」のですよね。きっと、大丈夫!そんな風にゆったりとした気持ちで受け止めてあげたいな。 ままっち!編集部:谷間