第38回【後編】
後半でもCloud9店主 斉藤康子さんにお話しを伺っていきます。お店・斉藤さんがこれから目指すものとは。続きをどうぞご覧ください♪
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今までも、これからも、人の繋がりの中で。
子育てと介護をこなしながら営業を続けていた3年間、斉藤さんにとって大切な出会いがもう一つありました。それはイベントを通じて知り合った自閉症児のご家族の皆さんです。不安や辛さを「ただ聞いて欲しい」という気持ちを抱えている方が多く、『話を聞いてもらって気持ちが楽になった経験が私にもあったから、他人事とは思えなかったんです。』と話す斉藤さん。それまでも、友人やお客様からの相談に乗る機会は多かったそうですが、ご家族との交流を重ねるうちに【かかわった人を元気にしたい・応援したい】という思いを改めて強くしたそうです。Cloud9のお客様は98%が女性、幅広い年齢層の方々が来店します。子育ての悩み、心身の揺らぎ、推し活、オススメのドラマの話など、たわいもないお喋りをしながらアクセサリーを選んで頂いています。アクセサリーとささやかな会話が誰かの心を軽くしたり、斉藤さん自身が元気を貰ったり。そんな交流が生まれるCloud9での時間は、なくてはならない大切なものだそうです。
近頃は、北広島市の雑貨屋【かくれ家】さんと知り合ったことをきっかけに、かくれ家さんとの企画展や札幌の雑貨イベントへの出店などを行っています。昨年10月8日、9日には花屋、アパレルのお店とのコラボイベント『花と服と飾りと』を開催。Cloud9の店内がきれいな花と素敵な洋服、斉藤さんのアクセサリーでディスプレイされ、アクセサリーという垣根を飛び越えて新たなお客様と出会うきっかけとなりました。今後は2月に、函館蔦屋書店で開催の異業種の皆さんが集うイベント【ハジマル・マルシェ】 にも出店を予定しています。ご自分の作ったアクセサリーが、より広くお客様の手に渡るようになってきたことを感じているそう。Cloud9のアクセサリーが、『大変な日々の中の少しの喜びになれれば…』そんな思いを込めて日々制作しています。今までは「ただ楽しいから続けたい。」と考えていましたが、コロナ禍を経験し「どんなことがあっても変わらないことが目標」と話す斉藤さん。不況の波を受け閉店を余儀なくされるお店もある中で、Cloud9はお客様にとっていつも変わらず存在するお店でありたい、と笑顔で話してくれました。
ありがとうございました!アンティークな風合いがとっても素敵なアクセサリーを作る斉藤さん。お仕事や家事育児を頑張る皆さんの日常に寄り添うものばかりです。きっと自分だけの特別な1点に出会えますよ。お店の情報はInstagramをご確認ください♪