外での遊びが制限されてしまう冬期間、ましてやコロナ禍では、子どもたちの遊びや興味の対象が、ついついテレビやスマホ、パソコンに集中しがちになっているのではないでしょうか。そんな折、長年子どもたちに親しまれてきた「伝承遊び=昔遊び」を、お子さんにすすめてみては如何でしょうか。
なお、室内でできる昔遊びには、「コマ・竹とんぼ・竹馬・ゴム鉄砲・紙鉄砲・けん玉・とんとん相撲・お手玉・あやとり・カルタ・紙飛行機・紙風船・福笑い・将棋・羽子板・縄跳び・すごろく・ビー玉・おはじき・めんこ(パッチ)・だるま落とし」などがあります。
これらは、どれもわりと簡単に作ることができ、しかも安価で購入できるものが多いです。是非、親子で一緒に作って楽しんだり、技を競い合ったりすると以下の効果まで期待されます。
①脳の発達を促す…昔遊びには、手先を細かく使うものも多くあるため、脳への良い刺激となり、脳の発達を促してくれる。
②創造力を育む…昔遊びは、大まかなルールは決まっていても、遊ぶ人数や場所などに応じて、臨機応変にルールを変えやすいものが多いので、楽しく遊ぶために創造力を伸ばすことができる。
③集中力を鍛えたり向上心を高める…けん玉やお手玉など、初めのうちは上手くいかないものも多いですが、練習を重ねれば上達していくので、楽しみながら集中力を鍛えたり向上心を高めることができる。
④バランス感覚を鍛える…昔遊びには、けん玉や竹馬のように身体全体を使う遊びがあり、そんな遊びを繰り返す中で、子どもの身体能力やバランス感覚などを鍛えることができる。
⑤コミュニケーション能力を育む…昔遊びは、一人で遊ぶものもあれば複数で遊ぶものがあり、友だちや家族の人と一緒に遊ぶことを通して、協調性やコミュニケーション能力を育むことができる。
たくさんある昔遊びのなかで、室内でもできるおすすめの遊びを私の指導経験をもとに紹介したいと思います。
多世代交流事業「昔の遊び」講座で指導した昔遊び
★ままっち!スタッフブログから
《コマで遊ぼう》
《紙飛行機を作って遊ぼう》
《いろいろな昔遊びに挑戦》
★上記以外で指導した昔遊び
《とんとん相撲で遊ぼう》
《将棋の駒で遊ぼう》
《めんこ(パッチ)で遊ぼう》
上記の昔遊びの作り方や遊び方は、YouTubeでも数多く紹介されていますので、探して挑戦してみては如何でしょうか。特に「けん玉」をYouTubeで検索すると、その技の豊富さと達人技に挑戦意欲が湧いてくること間違いなし。
小学1年生の息子も、学童で「けん玉」と「コマ回し」をしています。皆で検定にも挑戦していて、上手にできるお友だちはまさに英雄!性別年齢問わず楽しくできる昔遊び、いいですね♪
次回は『子どもにつけたい2つのチカラ』
これからの時代を生きる子どもたちに育んで欲しい「へこたれないチカラ」と「自己肯定感」。それにはどんな経験が必要なのか、あつまさ先生がご紹介します♪【公開予定日:2023年2月22日(水)】