第38回【前編】
前回の函館五稜剣友会 藤井源華さんからバトンが渡った38人目のゲストは、Cloud9店主 斉藤康子さんです。Cloud9はアクセサリーと雑貨を扱うお店。前編はお店オープンから現在に至るまでの紆余曲折、ママとしての暮らしなどについてお話を伺ってきました。
お店は夢のカタチ!
Cloud9は、アクセサリーと雑貨・アパレルを扱うお店です。1月9日でオープン14周年を迎えました。
アクセサリーを作り始めて20年弱になりますが、元々はカフェをやりたかったんです、と話す斉藤さん。お店をオープンする前は函館市内の小学校で栄養士として勤務したり、北斗市のCAFE LEAVES(以降:リーヴス)でカフェスタッフとして働いていた経歴をお持ちです。リーヴスの姉妹店ハルジョンヒメジョン(現在は閉店)の2階が、アクセサリーやアパレル取り扱っていたことから、プライベートで作っていたアクセサリーを委託販売する流れに。当初はアクセサリー作りは趣味の一つでしたが、次第にご自身にとって大切な表現方法となっていき2009年に独立。店名には、幸せな気持ちを表現する言葉として使われているCloud9※のように、『お店に来たお客様の気持ちが雲のようにふわふわ楽しくなると良いな。』という気持ちが込められています。※アメリカの気象用語で積乱雲(一番上にある雲)のこともCloud9と呼ぶそうです♪
お店をオープンしてからは、結婚・出産を経て2人の男の子のママとして、多忙な毎日を送っていました。お店を休んだのはこの14年間で5ヵ月だけ、という凄腕ママの斉藤さんですが、生活を支えてくれていたのはご両親が育児を手伝ってくれていたから、と振り返ります。
そんな心強い存在だったご両親が次々と認知症に。お店の営業、育児、介護の3つを同時進行でこなす生活がスタート。分刻みのスケジュールで綱渡りのような生活が3年続きました。「どんなに忙しくても意地でもお店を開けました。それはCloud9にいる時だけが1人きりになれる貴重な時間だったから。」とのこと。そして、お店に来てくれるお客さんが育児と介護の先輩ばかりだったことも大きかったそう。アクセサリーを販売しながら、お客さんに話を聞いてもらい、元気をもらっていました。その3年間があったことで、斉藤さんの気持ちにはある変化が…。続きは後編でご紹介します♪
商売がしたい!人が好き!と話す斉藤さんはとっても明るく気さくで、初対面とは思えないほど話が弾みました♪後編をお楽しみに!
次回は斉藤さんの心境の変化、そしてお店のこれから。