函館市神山にある【えほんカフェひっぽ】。店主の中川裕司さん(通称 ひげさん)がおすすめの絵本を紹介してくれます。子どもだけでなく、大人にも響く絵本の数々をお楽しみください。
『ひげのつぶやき』では、父であり、教員経験のあるひげさんが見つめる子育てや日常のアレコレを綴ってくれます。これが心に沁みるんです~。どうぞご覧ください。
読者の皆様こんにちは。
あんなにきれいだった桜が散り、天気に恵まれなかったゴールデンウィークがあっという間に終わり、何だか日常が戻ってきてしまった気がしますが、如何お過ごしですか。私は4月28日の早朝6時(🅿が空いているのですよ)、五稜郭公園と柏木の並木を観に行きました。綺麗でしたねぇ、毎年見ているのに「今年が一番!」と毎年思っているおめでたい感覚になります。次の楽しみは・・・何かを楽しみに暮らしていることが大切ですよね。
「パンダのおさじと ふりかけパンダ」
作:柴田 ケイコ
出版:2024年 定価:本体1,400円+税
ポプラ社
嫌いな食べ物ばっかりの、ぱこちゃんが主人公です。
ある日、スーパーでパンダの人形に入った「ふりかけパンダ」を怪しいパンダのおじさんからもらいます。家に帰ってご飯にかけてみると、嫌いなご飯がパンダ顔のご飯に変身!もりもり完食です。野菜や魚やお味噌汁もみんなパンダ顔、ぱこちゃんまたまた完食です。
ふりかけをスリッパにこぼしたら、なんとスリッパがパンダ模様に変身。ニヤリとしたぱこちゃんは、帽子、カバン、ぬいぐるみなどいろいろなものにふりかけちゃいます。
み~んなパンダになって押し寄せてきて、ついにはぱこちゃんまでパンダに・・・。
さて、結末は・・・どうぞ絵本で楽しんでください。

人気絵本作家 柴田ケイコさんの作品。
イラストが可愛くてついグッズが欲しくなっちゃいます♪
今回は『ふりかけパンダ』、こんなふりかけがあったらお母さんは大助かりですね(^^)
でも我が子も「食べ物以外にかけてはいけないよ」の約束を守れるのだろうか…
私が小さい頃、テレビが茶の間にやってきました。テレビには専用の幕がかけてあって、いつでも観れるものではありませんでした。教育ママだった母親から厳しく制限をかけられて、留守をねらってこっそりとテレビを観たものです。
「シャボン玉ホリデー」 という番組はよく観ましたね。高校生の頃、カラーテレビに切り替わり、いまでも私はテレビっ子です。テレビに育てられたわけではありませんが・・・。
最近の若者ではテレビ離れが進み、YouTube、ネットフリックス、ゲームが中心になっているとのことです。
気になっているのは、子どもたちは何を観ているのか、ということです。
たまにひっぽで見かけるのは、ケータイに見入っている子どもです。動画やアニメを子守代わりに見せられているのでしょうか。学校では、ノートよりもタブレット中心になりつつあります。教科書もタブレットになるでしょう。この子たちが若者になり、更に多様なメディアに接していくのでしょう。
この先、子どもたちは何を観て育っていくのでしょうか?いい方向へ進んでくれることを願うばかりです。
GWが終わり、次のイベントは運動会の学校も多いのではないでしょうか。(ジャージ買わなきゃ)
「公園行ってくる!」と飛び出していく子どもたち、シーンとした家の雰囲気に、今年もこの季節がやってきたな~と春を感じています。
さて、今回の「つぶやき」。
今の時代、避けては通れないネットの世界。
最近はAIが生成した画像や動画も多く出回り、何が本当かウソか大人でも見分けるのが難しいですよね。
子どもたちには「YouTubeの動画の中にはウソもある」と口酸っぱく伝えているせいか、息子(小4)の最近の口癖は「~らしいよ!」。なんでも「~らしいよ!」と、関西人の「知らんけど!」ばりに多用してきます。
そんな不確かな話を堂々と話すな!と【らしいよ禁止令】を先日出したところです。
もうここまで来ると、何が真実かわからない情報は見ないにこしたことはないですね。
「見極める力」も必要ですが、一度デジタルデバイスからは離れる時間を作ることの方がよっぽど健康的だなぁと思う近頃です。
子どもたちよ、まずは外で遊ぼう。
ままっち!編集部 Tammy
えほんカフェひっぽ
住所 函館市神山3丁目64-2
TEL 0138-87-2691
営業時間 11:00~18:00
定休日 毎週火、水曜日
HP http://hakodate-ehoncafe-hippo.com/
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