第62回【前編】

前回ご紹介したタイ大使館アドバイザー 幸村 璃奈さんからバトンが渡った62
人目のゲストは、株式会社やしの木 代表取締役「高橋 明日香」さんです。
株式会社やしの木 代表取締役の高橋明日香さんは、企業主導型保育園『やしの木』を立ち上げ、今年で9年目を迎えます。「やしの木」を立ち上げたきっかけはどんな想いからだったのでしょうか。
札幌で幼稚園の先生として働き、結婚、出産した20代。お子さんが6か月の時に離婚を経験しました。地元函館に戻り、再び保育の仕事をしようと動き出すも困難に直面します。保育士の給与の低さや、幼い子がいながらの仕事、高橋さんの母は当時現役で働いており急な預け先として頼れない、そんな状況にどうやって子どもを育て生活していこうと不安が襲ったといいます。
そんな時、母からかけられた「自分で保育園を作ってしまえば?」という言葉が転機となり、高橋さんは起業を決意。ひとりの母として、そして保育の現場を知る者として、「本当に子育て世代のためになる保育」を形にするために奔走しました。そして、函館では初となる企業主導型保育園として2017年6月にスタート。
当初は我が子も一緒に登園、手探りながらも先生、保護者と一緒に作りあげてきた『やしの木』。
土日に働く保護者のためにと365日開園をスタート、オムツ1枚1枚に名前を記入するのは面倒だろうなと手ぶら登園を実現させました。
『やしの木』に通う保護者が夜間の預け先に困っていることを知り、2019年には夜間専用保育園『やしの夢』を立ち上げ。
そして今年5月には、夏休みなど長期休暇のみや一時預かりを必要としている子どもたちのため、一時預かり専門 学童保育『やしの森』をスタートさせました。
「私自身の子育てをする中での”困った”を解決すべく形にしてきました。『やしの木』をスタートした当初、一緒に登園していた娘も今は小学3年生。娘の成長を感じる度、先生方、友人たち、子どもたち、保護者の方々、周りの皆さんに育ててもらったと、感謝しかありません。子どもは勝手に成長すると言いますが、それは周りに大人や子どもたちがいてこそ。困った時には1人じゃない、一緒に子育てをして、当園がちょっとした踏み台になってくれたらいいなと思います。」と高橋さん。
函館の子育て環境をよりよく変えていこうとする高橋さんの挑戦はこれからも続きます。

私も同じ母として、高橋さんの行動力に本当に驚かされたました。そして今年から始まった一時預かり専門の学童保育「やしの森」、待ち望んでいたママパパも多いのではないでしょうか!ぜひ、気になる方はHPやInstagramをチェックしてみてください✨
Cheer up!Baton.62 後編【5月27日(火)公開】
後編では、高橋さんからままっち!をご覧の方へメッセージをご紹介♪

企業主導型保育園 やしの木 函館市美原1丁目16-2
夜間保育園 やしの夢 函館市鍛治1丁目1-16
一時預かり専門 学童保育 やしの森 函館市美原1丁目16-2
HP https://h-yashinoki.jp/
Instagram https://www.instagram.com/yashinoki.84/