産後ケア助産院マーノの助産師、佐原(さわら)さんと瀬野(せの)さん。
お2人は函館市内の産院で、妊娠中~お産、産後のママに深く関わってきました。
目指すは【ママを孤独にしない子育て支援を!】
函館のプレママ、産後ママの生活や気持ちに寄り添う『産婆さん』として、すべてのママが子育てを楽しめることを願いながらコラムを綴ります。ご覧ください。
産後の体は、妊娠前の状況に戻るためにいろいろな変化が起こります。
体型や子宮、乳房の大きさの変化、姿勢や骨盤の変化、急激なホルモンの変動もあります。そのために不快な症状や痛みがあったり 精神面が不安定になることもあります。
骨盤の変化とケアについて
妊娠するとお腹が大きくなり、それにつれて体の重心が変わり姿勢も変化します。
さらにホルモンの働きで骨盤周りの筋肉や靭帯がゆるみます。
妊娠出産のためには必要な働きなのですが、出産後にゆるんだ状態が続くことで、腰痛や尿漏れの原因となることもあります。
骨盤のゆるみは徐々に回復してはきますが、症状を早めに軽くするために骨盤ベルトなどを使うことで姿勢を整えたり骨盤を締め、腰痛を楽にしたり動きやすくすることができます。
骨盤ベルトやガードルなどは市販されていますが、産後の時期や症状などを考慮して選ぶことが大切ですので、ご自分の状態や産後の時期など確認して使用して下さい。(ページの最後に市販の骨盤ベルト商品ページリンクあり☝)
骨盤ベルトは、さらしや厚くて伸縮性の良いタイツでも代用できます。骨盤ベルトのつける位置はウエストではなく足のつけねの少し上の部分(下の図赤い部分)に巻きますが強く巻くと血流が悪くなるので苦しくないようにしてください。
尿漏れは50パーセントくらいの方が経験されています。改善するためには骨盤体操などで骨盤の筋肉を鍛えるのが良いとされています。出産後の慣れない育児や体調も十分回復していない時にはちょっと大変かもしれませんので、簡単で続けられそうな体操を2つだけ紹介します。気の向いた時にやってみて下さい。
骨盤体操①
骨盤体操②
・お腹をへこませる→腰を上げる。
①も②も可能なら10回ほど繰りかえしてみましょう。10回はきついなという時は、できる範囲で大丈夫です。少しずつでも続けることで効果が出てきますよ♪
産後の関節痛
出産後には関節の痛みが起こりやすくなります。関節の痛みが起こりやすい状態でさらに育児の負担も加わるのでさらに症状が出やすいと言えます。
産後しばらくは重い物を持ったり、立ちっぱなしになったりしないようにしましょう。
また、腱鞘炎を予防するには赤ちゃんを抱く時に、腕全体を使うようにして手首に負担がかからないようにしましょう。家族のいる時はなるべく赤ちゃんの抱っこをお願いできると良いですね。
家族のいる時はなるべく赤ちゃんの抱っこをお願いできると良いですね。
産後の体について、周りの方にも理解してもらえたならお母さんの体を労ることができます。また、周りの方もサポートの手を差し出すことができ、楽で楽しい育児ができるようになるのではないでしょうか?
一人で頑張り過ぎないように、しんどいと思う時は誰かを頼りましょう。
ありがとうございました♪出産後に訪れる様々な体の変化。マイナートラブルを少しでも防いだり、和らげることで、赤ちゃんのお世話や気持ちがだいぶ楽になりますね。骨盤ベルトの商品ページリンクを貼っておきます♪是非参考にしてください(#^.^#)
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