函館の母乳育児を応援♪なでしこ母乳育児相談室ってどんなところ?

【なでしこ母乳育児相談室】は函館市松陰町に2000年12月開業し、21周年を迎えました。函館で母乳育児を頑張るママをサポートしてきた助産師の小松美樹さんに、母乳育児の魅力やケアの内容などをお聞きしました。

なでしこ母乳育児相談室 小松美樹さん

なでしこ母乳育児相談室を開設したきっかけや、行っているケアの内容を教えてください。

助産師としてお産に関わっていましたが、変化の大きな産後の時期に適切なケアができているのか、という自問がありました。お産も大事だけど産後のおっぱいも大事だと強く感じ、桶谷式乳房管理研修センターに入学し、一から母乳について学びました。

当院では、産後母乳の出が悪い・乳首が痛い・乳腺炎や白斑・母乳は出るのにうまく赤ちゃんに吸わせることができない・そろそろおっぱいをやめたい などの相談に訪れる方をサポートしています。

産後、母乳がまだ軌道に乗っていないママは、母乳がしっかり足りているのかな?満たされているのかな?と不安になってしまいます。真面目な方ほど思い詰めてしまいがちです。そこで、数字(赤ちゃんの体重の増え方、飲んだ量)に頼らずに母乳育児を楽しんで貰えるよう、一人一人に合ったケアを提供しています。

知っていましたか?おっぱいをやめる時にもケアは必要なんです。

昨今の傾向として、仕事復帰や次のお子さんの妊娠を見据えて計画的に母乳をストップするママが多くなってきました。そこで、断乳の相談にも乗っています。

ママも子どもも、お互いが『もういいかな』と思えるまで飲ませてあげるのがベストです。断乳成功の秘訣は、言い聞かせ。お子さんにとって大好きなものを急に取り上げるのは大きなストレスです。『あと10回寝たらおっぱいとさよならだよ。』などと、お子さんに言い聞かせながら、ママ自身の気持ちも固めていくのがいい流れです。

来院したら、まずはママのおっぱいの状態の確認、そしてお気持ちの確認をします。そして断乳までのスケジュールを立て、食事面、生活面でのアドバイスを行い、数回通ってもらいながら、乳房の圧抜き、乳腺炎やしこりが残らないようにするための母乳のお掃除を行います。自己流で断乳・卒入する方もいらっしゃいますが、誤ったケアで乳腺炎やしこりになっては大変です。そろそろ断乳を、とお考えの方は、一度来院してご相談くださいね。

ままっち!読者さんへのコメント

母乳育児の良さは何と言っても赤ちゃんとの肌と肌のふれあいです。母乳をあげられるのはママだけの特権。様々な理由で母乳育児を諦めざるを得ない方々もいらっしゃいますが、少しでも頑張ってみたいな、という気持ちがある方のサポートをしたいと考えています。

なでしこ母乳育児相談室はこの12月で21周年を迎えました。来院第一号の赤ちゃんは現在大学生です。
お産だけの関りだけでは見ることのできないお子さんの成長を見ることができた喜びは今でも大きな原動力となっています。おっぱいのケア、母乳育児のサポートを通して、函館での子育てを応援したいと思っています。興味のある方は是非一度お越しくださいね。

なでしこ母乳育児相談室
函館市松陰町17-2 パインシェードビラ201
電話 0138-56-6833
HP https://www.eisei-web.com/nadesiko/