【前編】『Cheer up!』Baton.35 etu パタンナー”吉田奈津さん”

Cheer up!とは

第35回【前編】

Tammy
Tammy

前回の国際交流団体ブロック 佐竹直子さんからバトンが渡ったのは、洋服のパタンナーとして自身のブランド『etu(エツ)』を手掛ける吉田奈津(なつ)さんです!
パタンナーってどんなお仕事?取材して色々お話をお伺いしました♪

”函館のパタンナー”として活動されている吉田奈津(なつ)さん。パタンナーとは、洋服の土台となる型紙を作るお仕事。函館にもそんなお洒落なお仕事をしている人がいるなんて!とワクワクしながら取材をさせていただきました。現在は自身のブランド『etu(エツ)』を立ち上げ、素材選び、デザイン、裁縫まで全て吉田さん一人で手掛け活動されています。今年で2周年を迎える『etu』、これまでの吉田さんのパタンナーとしての人生を振り返ってみましょう。

漠然と洋服に関するお仕事をしたいと思っていた中学生時代の吉田さん。目についたのは、当時よく見ていたファッション雑誌に掲載されていた服飾専門学校の広告でした。その瞬間、「絶対ここに行く!」と強い想いが芽生え、高校もそのための準備期間と考えた吉田さんは、デザインなどする上で将来役立つであろう美術に力を入れるなど目標に向かい取り組みました。念願叶い東京の服飾専門学校に進学。これから夢に向かって頑張ろうと動き出したのも束の間、初めての挫折を味わいます。
当初デザイナー志望だった吉田さんは、東京という都会の個性豊かな同級生たちに圧倒されました。自分の世界観を持っている同級生たちを前にして自信を失ったといいます。
「デザイナーは向いていないかもしれないけれど、やっぱり洋服が好きな気持ちは変わらず、挫折したことで”パタンナー”という自分に合うものを見つけられました。挫折することが転機になったと、今振り返るとそう思えます。」と、吉田さん。

洋服作りには欠かせない、型紙作り。ドレスからカジュアルテイストまで、様々なジャンルの洋服のパタンナーとして東京で20年程に渡り経験を積み、数年前に地元函館にUターン。今までの技術、知識を活かしながら、「その人らしさを引き出す服」を自身の手で生み出すべく『etu』を立ち上げました。
素材や着心地にもこだわり、トレンドに左右されない長く愛用できる『etu』の洋服たち。現在は店舗を持たず、「etuの小さな展示会」を開催し販売しています。年内にもう一度開催したいと意気込みを話す吉田さん、詳細についてはInstagramをチェックしてみてください。

Tammy
Tammy

飽きのこない、長く着るほど自分にフィットするような、そんなお洋服を作られています♪後編では、『etu』のスタイルをご紹介します♪

 

Cheer up!Baton.35 後編【9月8日(木)公開】
次回、「大好きと思える服を着て輝いて欲しい」
吉田さんの素材へのこだわり、そして『etu』の洋服を着てくれる人への想いをご紹介♪

 

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