『あつまさ先生の道しるべvol.23』~小学生の”習い事”事情~

習い事を選ぶなら「子どもが楽しめる」ものを最優先に

習い事に集中することで脳内で神経伝達物質「ドーパミン」が活発に分泌され、やる気・記憶力・情報処理能力などがアップします。水泳・ピアノは知育効果が高いですが、その効果は子どもが集中して取り組むことによって生まれます。明らかに向いていない、かなり嫌がっている場合には別の習い事を探しましょう。子どもにはそれぞれ特性・適性があります。みんなが習っている習い事でも、その子には不向きな場合があります。習字・武道・ダンス・絵画教室・・・どんな習い事でも子どもが興味を持てる、楽しめる習い事であれば知育効果や身体能力アップ効果は必ずあります。

 

 

習い事に類する学校の課外活動や児童館などのイベントに参加することもお勧め!
子どもの興味・関心があることが第一ですが、学校の放課後に実施しているクラブ活動的な「スクールバンド(金管バンド・吹奏楽)」、「合唱部」、「陸上部」、「バレー部」などへの参加もお勧めできる選択肢です。これらは学校の課外活動なので、自校の先生方が指導者になっていることが多く、送迎や経済的負担も「習い事」に比して少ないのでお勧めです。参考までに、私の娘は小学3年生から卒業までの4年間、通学校にあった「陸上少年団」に在籍し、我が孫娘と同じような練習と大会に参加していました。また、児童館や「ふるる函館青少年交流センター」などで定期的に開催しているイベントに参加することもお勧めです。『ままっち!』には、そんなイベント情報が盛りだくさん掲載されています。

 

付記 我が孫娘(小学4年)の習い事事情
同居している孫娘が5歳のとき、最初に挑戦した習い事は「スイミング」。マリンスポーツが趣味の母親や水泳が特技である祖母の勧めで。レッスン日(毎週木曜日)の主なる送迎役は祖父である私。水遊びが好きだった孫娘は、優秀なインストラクターの指導の下、同じコースの友だちと会えることも楽しみに休まず通い、着実に泳力と体力がアップ。小学3年生で、4泳法をマスター。4年生の5月には、すでに3年生から習い始めていた「陸上教室」に専念すべく「スイミング」を退会。その「陸上教室」の練習日は、月・金曜日だけ休みで、週5日。また、すでに小学1年生から習い始めていた「英語」(毎週月曜日)と「ダンス」(毎週水曜日)も掛け持ちしていたので、金曜日だけが自由に遊べる日。月…英語、火…陸上、水…ダンス、木…スイミング、土…陸上、日…陸上。こんな過密スケジュールなのに、孫娘は疲れを見せず4つの「習い事」を楽しんでいたが、前述の通り「陸上教室」に専念すべく、本人の意思で「スイミング」と「ダンス」を退会。
現在は、9月に開催される「道新杯道南小学生陸上大会」に向け、大好きな友だちと競い合いながら猛練習中。練習時間2時間の「陸上教室」。ここでの主たる送迎役(車で往復50分)も私が担当。孫娘の家庭での陸上練習相手役は、マラソンランナーの祖母。子どもの「習い事」には家族や指導者の惜しみない支援が不可欠。

次回は『世界の子どもたちの”習い事”事情』
日本の子どもたちに人気なのは「水泳」!では世界の子どもたちは?世界に目を向けてみましょう♪
次回公開予定は、2022年9月21日(水)です