第49回【前編】
前回ご紹介した八雲町の88CAFE 井上麻衣子さんからバトンが渡った49人目のゲストは、雪板のワークショップなどを開催しているWavi Craft and Design「ジェレミー ブランコ」さんです。
函館市在住のJeremy Blanco(ジェレミーブランコ)さんは、環境に配慮した材料や制作を研究しながら「雪板」作りやワークショップ開催などの活動をされています。
「雪板」とは1枚の板を削り作ったシンプルなデザインのボードで、スノーボードとは違い足を固定せず板に乗り滑ることから、気軽にウィンタースポーツを楽しめると人気です。
ジェレミーさんはアメリカ カリフォルニア州出身で、約10年前に来日。フィリピン人のお母様の影響もあり、いつかアジアに住みたいと物心ついた時から考えていたそうです。26歳の時、ジェットプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)に参加したのをきっかけに、厚沢部町でALTとして学生に英語を教えたり、東川町の大雪山国立公園で環境整備のお仕事をしたりと北海道での時間を過ごしてきました。3年前に奥様の地元である函館に移住、現在は「雪板」作りに力を入れています。
グラスファイバーやプラスチック素材を使用し作られているスノーボードとは違い、主にべニアやスギ、しなの木などの天然素材を使用し、自分で好みの形にデザインできる「雪板」。
ウィンタースポーツのツールとしての目的だけではなく、環境に配慮したサステナブルデザインとして、最終的にコンポストし地球に返すことができる「雪板」の制作に向け勉強中だというジェレミーさん。
将来的には、軽くて強いという特徴をもつ道南スギや竹のみを使用した「雪板」をデザインすべく、素材選びも模索しながらより地球に優しい製品作りを目指しているのだという。
子どもでも気軽に楽しめる「雪板」の世界を後編でご紹介します!
せっかく北海道に住んでいるからと子どもにウィンタースポーツを経験させたい親御さんも多いはず。でも実際は、費用や準備などで手が出せないという方もいるのでは?
そんな方に「雪板」はすごくおすすめだなと、ジェレミーさんのお話しを聞いて思いました!
ワークショップのお話しなども後編でご紹介しますのでお楽しみに♪