第25回目【前編】
前回のpannoma(ぱんのま)伊藤真美さん、良成さんご夫婦からバトンが渡ったのは、オーダーメイド家具・木製品制作「WOOD MAKE工房」の池田孝幸(たかゆき)さんです!
pannomaさんが初めてイベント出店した「はこだてパンマーチ」に池田さんが足を運んだことから繋がりができたそう。
そんな池田さんの工房にお邪魔してお話をお伺いしました。
七飯町峠下に工房を構える「WOOD MAKE工房」。『”木”で作れるモノなら』をコンセプトに、オーダーメイド家具をはじめ、雑貨や建具、店舗什器など様々な木材製品を制作されています。代表 池田孝幸さんは、20歳で木工場に勤め基礎となる知識や作業など、建築についても学んだといいます。ハンドメイドやワークショップなどのイベント参加の誘いを受け、2017年にWOOD MAKE工房を立ち上げ、今年で4年目とのこと。
知り合いから譲り受けたという工房は、本格的な機材が並び木の香りが溢れていました。後継者不足から工房を手放す会社が増えている中、これだけの充実した環境を引き継ぐことができたのはとても幸せなこと。これからも大切に使っていきたい、と話す池田さん。
飲食店などからも「店内の雰囲気に合わせたモノを」とテーブルや什器などのオーダーを受けることも多いそう。お客様のイメージをしっかりと受け取り形にするためにも、たくさんある木の種類の中から端材を見せ、質感・色合いなどの細かい打ち合わせは念入りにするといいます。
「私は作品を納品した時の”お客様の表情(笑顔)”を大切にしています。気に入ったかどうかはその瞬間の表情にあらわれますからね。喜んでもらえるかなと不安になる時もあるけど、逆にそのプレッシャーを楽しみながら自分自身も納得できる作品づくりをしていきたいと思います。」
道南にあるケーキ屋、パン屋、お花屋など様々なお店の家具を手がける池田さん。もしかしたら、あの時座った椅子やテーブルはWOOD MAKE工房の作品かもしれませんね。
作品について説明してくれるその表情は職人そのもの。その反面、気さくでお話しやすい池田さん。”クマさん”の愛称で呼ばれることも多いそうで、クマのネックレスをしているチャーミングな一面も♪
どんな作品があるのか、ぜひ一度WOOD MAKE工房のインスタグラムもチェックして見てくださいね。
Cheer up!Baton.25 後編【10月28日(木)公開】
次回、「オーダーメイドをもっと気軽に楽しんでほしい」
池田さんから『ままっち!』をご覧の皆さまへメッセージを掲載。