産後ケア助産院マーノの助産師、佐原(さわら)さんと瀬野(せの)さん。
お2人は函館市内の産院で、妊娠中~お産、産後のママに深く関わってきました。
目指すは【ママを孤独にしない子育て支援を!】
函館のプレママ、産後ママの生活や気持ちに寄り添う『産婆さん』として、すべてのママが子育てを楽しめることを願いながらコラムを綴ります。ご覧ください。
産後の過ごし方は、これから長い期間の育児、その後の長い自分の生活にも影響する事があります。
産後のご自分の体を労わることを心にとめてくださいね。
産後1ヶ月のお母さんの1日
産後1ヶ月のお母さんの1日を円グラフにしてみました。
育児だけで相当な時間を費やしていますよね。睡眠時間もまとめて取れていませんね。さらに、家事や家族の世話などが加わります。このグラフから、一人で育児をすることは本当に大変だということが想像できますね。
産後のお母さんの体と生活
産後1~2週間
出産の疲れがまだまだ残っています。この時期はできれば赤ちゃんのお世話をメインに後は体を休めて欲しい時期です。
産後3~4週間
少しずつ体を動かしていきましょう。 体への負担を考えて重いものを持ったり、 立ちっぱなしになるなどは避け無理せず休息を入れて動いて下さい。
産後5~8週間
少しずつ普段の生活に戻していきましょう。
でも、産後の体が妊娠前のように回復するまでには一年はかかると言われています。
まだまだ無理はせず一人で頑張り過ぎないようにしましょう。
お産後に関わる方と、赤ちゃんのいる生活を一緒に考えてみませんか
スケジュール表などを取り入れて、いつ・誰がお手伝い可能かを共有したり、お互いの出来ること、やって欲しいことなど話し合ってみましょう。
ゴミ出しをして欲しい、お茶碗を洗って欲しい、朝ごはんを用意して欲しい、掃除機をかけて欲しい等、分担したい家事を具体的に伝えてはどうでしょうか?
赤ちゃんのお世話のサポートについてです。
哺乳瓶での授乳であればお母さん以外でも参加できます。手が離せない時に、粉ミルクの調乳をしてくれるだけでも助かりますね。
赤ちゃんを抱っこしてあやしてもらえたなら、腱鞘炎や腰痛をお持ちのお母さんは、かなり体の負担が減ります。
オムツも慣れたら、みんな上手に交換できるようになりますよ♪身近に色々とお手伝いしてくれる人がいてくれると、随分と負担は軽くなります。
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また、物理的なサポートだけではなく、心身が疲れているお母さんを労ったり、お母さんに優しくしてあげる等の、精神的なサポートもとても大切です。
『産後クライシス』、産後の心や体の変化については、別の回でより詳しくご紹介しますね。
ありがとうございました。産後ケア等のサポートを受けられる所を下記のリンクにまとめました。産後は心身共に不安定な時期です。心細さを感じている方は、一人で抱え込まず様々なサービスの利用を検討してみてくださいね。
函館市美原3丁目59-7
電話 090-2074-2059
E-mail mano35jyosanin@gmail.com
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