第32回【後編】
【前編】に引き続き、北斗市で放課後児童クラブ「かやぶきの家まねきや」を開いている代表理事 藤吉大志(ふじよしたいし)さんをご紹介します。
【後編】では、自然豊かな環境でのびのびと過ごす「まねきや」に通う子どもたちの様子、藤吉さんから『ままっち!』をご覧の皆さまへメッセージをご紹介。
前編はコチラ⇩
ままっち!読者の皆さん、こんにちは。北斗市市渡で放課後児童クラブ「かやぶきの家まねきや」を運営しています藤吉大志(ふじよしたいし)です。築120年以上の茅葺(かやぶき)の家で、日々子どもたちと楽しく過ごしています。『まねきや』のモットーは”自分らしく生きる”ということ。威張らなくても良い、自慢しなくても良い、出来なくても良い、失敗しても良い、泣いても良い、伝えられたなくても良い、苦手なことがあっても良い、な~んにも出来なくても『まねきや』はその子を認め、無条件に愛します。
そしてもう一つ大切にしているのは”最初から最後まで可能な限り全ての工程を経験させる”ということです。
これは子どもたちが作った羊毛フェルトの作品。羊の毛を掃除、洗濯するところからやりました。
野菜も種まきから収穫して食べるところまで、全て子どもたちの手で、子どもたちの考え行動を尊重して見守ります。お金を払えば何でも手に入る時代だからこそ、準備されたものをやらせるのではなく「最初から最後まで」を経験することにより、作り手に思いを馳せる想像力が育っていくのだと考えています。
『竪穴式住居を作ってみた!』
初めは何をして遊んだらいいか分からない子や、自然に触れ合うのが苦手な子がだんだんと変化していくのを見るのがとっても嬉しいです。今では皆、水の中でも森の中でもがしがし入っていくので、子どもの体力って素晴らしいって関心するほどです。そんな無限大の可能性を秘めている子どもたちと一緒に、これからもたくさんのことに挑戦していきたいなと思っています。
子どもたちが主体となって積極的に遊んだり、畑を耕している光景に驚きました。やらせてみれば出来るものなんだなぁっと。そんな子どもたちから元気をもらえた『かやぶきの家 まねきや』、藤吉さんありがとうございました!