ひっぽのひげ文庫 vol.33「てぶくろがいっぱい」

函館市神山にある【えほんカフェひっぽ】。店主の中川裕司さん(通称 ひげさん)がおすすめの絵本を紹介してくれます。子どもだけでなく、大人にも響く絵本の数々をお楽しみください。
『ひげのつぶやき』では、父であり、教員経験のあるひげさんが見つめる子育てや日常のアレコレを綴ってくれます。これが心に沁みるんです~。どうぞご覧ください。

読者の皆様、明けましておめでとうございます。
楽しい正月をお過ごしになったことでしょう。初詣や初売り、福袋と忙しい正月だったかもしれませんね。

学校もスタートしたこの時期になると、すっかり正月気分は抜けてしまっているのが実感でしょうか。今年は「辰年」龍のごとく昇っていくひげ文庫(何処に昇っていくんだか・・・)にしたいもんです。

「てぶくろがいっぱい」
文 フローレンス・スロボドキン 絵 ルイス・スロボドキン
出版:2008年 定価:本体1,200円+税
偕成社


アメリカのミシガン州のネッドとドニーの双子が主人公です。
雪の降るある日ドニーが赤い手袋の片方をなくして、あちこち訪ねますが見つかりません。友達が見つけて届けてくれます。なくした手袋の噂を聞いて、お隣さん、先生、郵便屋さん、清掃員さん、お店の店主さんなどから続々と片方だけの赤い手袋が集まってしまいます。さて、その沢山の赤い手袋は・・・。
つい映画の「幸せの黄色いハンカチ」を思い出してしまい、にやけてしまいました。
人の善意や地域のつながりがどんどん希薄になっていく昨今人を信じることの大切さをユーモラスに伝えてくれる一冊です。

大人になると「これをしたらどうなるかな」「後から面倒になるかな」などと自分に都合が悪くならないように行動してしまったりもします。でも子どもたちには「困っている人を助ける」ことに疑いなく行動してほしいなぁと思います。
絵本って親が子どもに伝えたいことを、ほっこり伝えられる素晴らしいツールですよね♪

 

 

 

日付が新年になる0時をねらって、歩いて行ける神山神社に行きました。社の前でカウントダウンをして参拝して、石段を下りていくと何組かの家族連れとすれ違いました。「明けましておめでとうございます。」こちらから声を掛けると、皆さん気持ちよく「明けましておめでとうございます。」と返してくださいました。もちろん町内の知らない方々です。残念ながら若いカップルからは挨拶はありませんでした。
「あいさつはGIFTなのよ」お客様から教えていただいた素敵な言葉です。「だから、見返りを求めないの。元気に明るく挨拶すれば返してくれるものよ。」そうか、カップルへは元気さが足らんかったのかもと思いました。
子どもたちは知らない人からの声掛けに反応しないよう刷り込まれています。いつの間にか「知らない人=不審者」という嫌な世の中になったもんです。
一昔前の様に、大人がもっと挨拶を交わしていく世の中にすれば、子どもたちの安全も守れるのになぁと思うのです。


皆さん、お正月太りしていませんか?私はビールの飲みすぎでお腹周りがもたついています。
早く元に戻すべく、今もお腹を引っ込めながらパソコンに向かっております。がんばろう。

さて今回の「つぶやき」について…
小学校からメールで度々送られてくる「不審者情報」。怖いなと思いつつも、中には「ん?これは挨拶しただけでは?」と思うことも…。(もちろん子どもは怖い思いをしたのかもですが。)
気軽に子どもに挨拶も出来ない世の中だよねぇっとままっち!事務所でも話題にあがりました。
近所の小学高学年のお兄ちゃんが、関心するくらい元気にいつも挨拶をしてくれます。本当に気持ちが明るくなります。「あのお兄ちゃん素敵だね。あぁやって元気に挨拶できるのかっこいいね。」と我が子のお手本にさせてもらっています。
そういう子に出会うといつも思ってしまうのが「どうやって育てたんだろう?」ということ(笑)
きっとあれは言い聞かせたからって出来るものじゃないはず。お兄ちゃんも同じくお手本がいたのかな?
簡単なようで習慣になっていないとできない「挨拶」。
まずは朝起きたら家族に元気に「おはよう!」からスタートしたいですね。

ままっち!編集部 Tammy

えほんカフェひっぽ
住所 
函館市神山3丁目64-2
TEL 
0138-87-2691
営業時間 
11:00~18:00
定休日 毎週火、水曜日
HP http://hakodate-ehoncafe-hippo.com/