第50回【後編】
前編に引き続き、4月に開講するみかん箱のスタッフ「國嶋莉々」さんです。
株式会社ヒトココチ 取締役 福田琢磨さんにも同席いただき「みかん箱」についてお聞きしました!
前編はコチラ⇩
子どもたちの体験をサポートする場として「みかん箱」が4月9日、函館西部地区にあるカルチャーセンター臥牛館(がぎゅうかん)にて開講します。
「みかん箱」は小学生から高校生までが対象、火・水・木曜日に会員制で受け入れがスタートします。保育を目的とした学童クラブとは違い、”こどもがいくとこ・おとながいるとこ”をキャッチフレーズとし、子ども第三の居場所の役割と共に、これからどうやって生きていったらいいのかを様々な体験を通して模索できる場です。
運営母体である株式会社ヒトココチ 取締役 福田琢磨さんは「共働き世代が増え、1人で留守番をする子どもたちが増えた昨今。外で思いっきり遊ぶ時間よりもスマホをいじる時間が多くなり、子ども時期の様々な”体験”が不足しているように思います。それは親の時間や金銭的な余裕感なども影響しており、結果的に”体験格差”へと繋がります。そんな子どもたちの現状を見た時、何かしなければいけないと思い立ちました。」と、みかん箱を始動するきっかけについて話してくれました。低学年のうちは学童クラブに通い、小学4年生くらいで学童を卒業し留守番デビューする子が多いようで、保護者が仕事中は家にこもりがちになる現状、お話しを聞きながら私自身我が子の未来を考えさせられました。勉強だけでは得られない想像力や、生きていく上で必要なへこたれない力・やり抜く力は、体験することやたくさんの人との交流などから生まれると私も思います。だからこそ、「みかん箱」の取り組みはたくさんの親御さんが気になる場ではないかと感じます。
さて、実際にこれから「みかん箱」ではどんなことをしていくのでしょうか。舞台となるカルチャーセンター臥牛館は前編でもご紹介したとおり、築年数不明の歴史ある建物。古さを残しつつ、一部を快適な空間へとリノベーションし、子どもから大人まで集える場となっています。
開講前の体験会では、株式会社ヒトココチ代表のソガ直人氏や、一般社団法人いとのこ代表理事 下沢杏奈氏による、おもしろい体験をしてきた大人たちのエピソードを聞けるトークショーなどが行われました。
開講後も様々な大人と触れ合える場を設け、世の中にはこんな仕事もあるんだと知るきっかけを作り、自分は何をしたいのかどうあるべきかを見つけて切り開いていく力を養える体験を提供していくという。
「大人ってこの程度でいいんだなぁ」と感じてもらえたらと、國嶋さんと福田さんは子どもたちとこれから作る時間を楽しみにしている。
今の世の中に失われ欠けている地域の人たちとの繋がりや、自然と触れ合うことを積極的にできるのは、親の私たちでは子どもたちに中々体験させてあげれないこと。
子どもたちがやりたいことを見つけ、相談できる大人が身近にいる「みかん箱」という存在は、1人の時間が増えた子どもたちにとって素敵な居場所になるのではないでしょうか。
國嶋さん、福田さん、ありがとうございました!
子どもたちの好奇心と真っすぐに向き合ってくれる、ワクワクを共有できる大人がたくさんの「みかん箱」。気になる方はホームページやInstagramを是非チェックしてみてください♪
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次回は学童クラブひのてんスタッフの”横山南海子さん”です。お楽しみに♪