子育てに切れ目のない支援を!マザーズ・サポート・ステーション

函館で安心して子育てができるように、と平成27年10月に函館市総合保健センター1階に開設された【マザーズ・サポート・ステーション(函館市子育て世代包括支援センター)】
ここでは保健師・助産師の専任スタッフが4人体制で、妊産婦さんや子育て中のママを長期にわたって見守り、必要な支援を行っています。コロナ禍によって、孤独感を感じているママも多い中、妊婦さんや産婦さんに寄り添うことを大切にしている皆さん。今回はスタッフの萬矢(よろずや)さんに詳しくお話を伺ってきました。

見守りのスタートは妊娠の届け出をした時から
函館で妊娠された方々は、妊娠2.3ヵ月頃に『妊娠届』を提出すると、母子健康手帳や妊産婦健診などの受診券が交付されますね。ここ函館市総合保健センターの他、市役所や支所でも手続きをすることができます。
その際、マザーズ・サポート・ステーションでは届け出のために来られた妊婦さんと面接を行っています。
市役所や支所で手続きをした妊婦さんに関しても、マザーズ・サポート・ステーションの専任スタッフが後日、電話や訪問でコンタクトを取り、妊婦さんの体調の確認や不安の緩和に努めています。

面接の目的
家族の状況など産後のサポートが十分か、経済的な不安がないか、などを確認し、必要に応じてかかりつけの産婦人科と連携しながら妊娠の経過や産後の子育てを見守ります。この妊娠届出時点での顔の見える関係が早期の支援に繋がるそうです。
相談・支援の内容は?
妊娠したが頼れる人がいなくて心細い、産後に気持ちが落ち込む、離乳食がなかなか進まない、子どもの発達が気になる等、妊娠・出産・子育てとステージが変わるごとに悩みや不安の内容も変化していきます。
そういった様々な悩みや不安に対して、保健師・助産師の専任スタッフが対応し、相談の内容によっては、長期的・継続的な支援を行うために医療や福祉などの専門機関に繋ぐお手伝いをします。
実際に相談したい時は…
相談は、来所、電話、FAX、メール、オンラインで受け付けています。
来所での相談を希望される方は、函館市総合保健センター1階の「子ども未来部」へお入りください。入ってすぐ右側にマザーズ・サポート・ステーションのブースがあります。周囲が気になる、という方には個室での相談もできるのでご安心を♪

専任スタッフの萬矢さんからのコメント
私たちは、妊婦さん、産婦さんに寄り添う支援を心がけています。特に、初めての出産や子育てを控えている方は不安が大きいですよね。いつでもお気軽に相談してもらえる身近な窓口であるためには、初回面談からの信頼関係が大切だと考えています。どんなお悩みでも構いません。一人で抱え込まず、まずは私たちに相談してくださいね。
ありがとうございました。妊娠中、産後はホルモンバランスの影響で不安になりがちです。子育てが始まってからは、いつも気を張っていて心の余裕もなくなってしまいます。
そんな時、ちょっとした不安や心細さを聞いて貰えるだけで落ち着くことがあると思います。煮詰まる前に、マザーズ・サポート・ステーションの存在を思い出してくださいね。
マザーズ・サポート・ステーション(子育て世代包括支援センター)
函館市五稜郭町23-1 函館市総合保健センター1階
受付時間 8:45~17:30(土・日・祝・年末年始を除く)
電話番号 0138-32-1565
FAX 0138-32-1506
メールアドレス mothers@city.hakodate.hokkaido.jp