【後編】『Cheer up!』Baton.46 木育マイスター”山本 賢治さん”

Cheer up!とは

第46回【後編】

前編に引き続き木育マイスターの『山本 賢治』さんです。

前編はコチラ

【前編】『Cheer up!』Baton.46 木育マイスター”山本 賢治さん”
木育マイスター『山本 賢治』さんにお話しをお伺いしました。

北海道が認定する『木育マイスター』として活動する山本賢治さん。様々な活動の中で、木育マイスターの活動に賛同してくれいる企業と一緒に、子どもたちの年齢に合わせた体験型授業にも取り組んでいらっしゃいます。私も我が子に是非受けさせたい!子どもだけでなく大人も勉強になり、楽しい授業の内容をご紹介します。

 

幼稚園児~小学1・2・3年生

森町にある木材加工の工場見学です。山に生えている木が、どうやって加工されるのかを実際に目で見て知り、学びます。加工の際に出た木片チップの山は子どもたちに大人気。みんな解き放たれたように山に駆け登っていきます。迫力のある大きな機械、木を削る音、木の香り、木の肌触りなど五感で感じます。

 

小学4年生以上

森町、北斗市の一部小学校では、学校で使用する自分の机の天板を地域材料のものに取り替えます。あえて表面にニスのコーティングはしないんだそう。使い方によっては、傷ができたりへこんだりしますが、1年に1回子どもたちが自分たちの手でメンテナンスをします。

カンナや紙やすりを使用しての作業。デコボコになった机は削るのも大変です。モノを大切に使う事を学び、また木は手入れをすると新品のようになることを実体験。これは是非たくさんの学校で取り入れて欲しいなと思いました。自分の机に愛着が湧き勉強もはかどりそうです。

 

高校生~大学生
内容もレベルアップし、森の手入れの大切さを学び、間伐体験も行います。手入れをしない森は、隣どおしの木が大きくなるにつれて葉や枝が重なり、お互いに太陽の光を十分に受けることができなくなってしまうため瘦せた木になってしまいます。それが大雨の際などに土砂崩れの原因になるため、間伐作業はとても重要です。実際に間伐を体験し、その木がいくらで売られているのか、またその後どのような商品を開発すれば地域との関わりを生むことができるかを考える授業をします。

「気づき・習慣を学ぶその手段として木育が良い関わりを持てるのではないかと思っています。体験し、空気感を肌で感じることを大切にし、楽しいのその先を考え学べる場をこれからも提供していきたいです。」と山本さん。

 

その他にも、無印良品などで小さなお子さんでも参加できる木育ワークショップも開催。モノづくりへの苦手意識を減らしていきたいと、説明書を見なくても直感で作られるようなグッズを制作体験、自分で作られることの楽しさを感じて欲しいとこちらにも力を入れています。
SDGsについて考えることが身近になった今、木育という取り組みが子どもの学びにとても役立っているようです。これからも”木育マイスターけんちゃん”こと山本賢治さんの活動に目が離せません。

山本さん、ありがとうざいました!
私も木のチップ山を登ってみたいな~♪
そして、10月29日(日)には森まちの尾白内小学校グラウンドにて【第11回木育フェスタin森まち】が開催!
是非親子で参加してみてはいかがでしょうか♪詳細は下記リンクからご覧ください。

\イベント情報/

第11回 木育フェスタin森まち
2023年10月29日(日)【第11回 木育フェスタin森まち】が今年度で閉校が決まった森まちの尾白内小学校で開催されます。木を通して自然にふれあえるプログラムたくさんです♪

 

 

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やくもの寺子屋 マネージャー「坂田純華さん」のご紹介です♪お楽しみに♪