ひっぽのひげ文庫 vol.32 「あのね、サンタの国ではね・・・」

函館市神山にある【えほんカフェひっぽ】。店主の中川裕司さん(通称 ひげさん)がおすすめの絵本を紹介してくれます。子どもだけでなく、大人にも響く絵本の数々をお楽しみください。
『ひげのつぶやき』では、父であり、教員経験のあるひげさんが見つめる子育てや日常のアレコレを綴ってくれます。これが心に沁みるんです~。どうぞご覧ください。

読者の皆様こんにちは。ひっぽのひげです。
師走の真っ只中で、何かとご多忙でしょう。輪をかけて、インフルだ、コロナだ、えー!学級閉鎖!、個人面談はやるんかい!まったく大変のこと御察し申し上げます。12月らしくなく暖かい日もあり、師走気分にならないのですが、確実にクリスマスは近づいてきています。

「あのね、サンタの国ではね・・・」
絵 黒井健 文 嘉納純子
出版:1990年 定価:本体1,200円+税
偕成社


クリスマスは、やはりサンタの絵本です。
30年ほど前の発売ですが、今でも大型書店では山積みになって売られているベストセラーです。
先日、幼稚園のクリスマス会で読んだのですが、長い絵本なのに子どもたちはシッカリ聞いてくれました。
沢山のサンタさんが暮らすサンタの国の1年間を描いた絵本です。1月は新年会、2月はお礼の手紙を読んで、3月はプレゼント作りが始まります。プレゼントのおもちゃがなる木があったり、サンタさんにも夏休みがあったりと、不思議もいっぱいです。
いくつになっても心の中にサンタさんがいる人でいてほしいと、思ったりしました。

サンタさんって12月になると突然現れる魔法使いみたいなイメージでしたが、サンタさんもこんな風に普段過ごしてるんだ~と知れて、サンタクロースは普通の人間なんだって思わせてくれます。
「サンタって本当にいるの?」と疑問を持ち始めた子どもに、もう一度サンタを信じさせるのにピッタリな一冊です(笑)

 

 

店の営業日は、たいがい5時半に起きます。新聞の見出しを眺めつつ珈琲とバナナ半分、ヨーグルトだけの朝ごはんを済ませます。冬場はまず薪ストーブに火を入れます。6時半、店の掃除から始めます。店の椅子を上げて、掃除機をかけて、たまに床の水拭きをします。
汚れているから、散らかっているから掃除をするのではないのですよ。掃除をすることで自分自身とひっぽに新しい「気」の流れを作るのです。気持ちを新たにして、心を掃除するということです。
お坊さんは修行の一つとして、お寺の床の雑巾がけをします。それも汚れているからではないはずです。除菌のための掃除ではないのに、掃除当番がなくなった学校もあるようです。
自分の部屋がピカピカにきれいなチンピラなんていないでしょう。
散らかっているからと、我が子の部屋の掃除なんてしてあげてはいけません。見たくないものが見つかるのが落ちだったりします。


さて、今年も残りわずか。なんだろう今年は1年あっという間だったなぁ。(ここ毎年言っているセリフ)
私事ですが2023年は年女でした🐰趣味にしようと始めた刺繍をたくさんやるんだ!と意気込んでいたのに…作ったのはたった1つ。何かあると「めんどうだなぁ」が心にぽつりと浮かぶ、気力が出ない1年だったように思います。皆さんはいかがでしたか?
反省点もあるものの、きっと今年はそんな気分の年だったんだ、しょうがないよと自分に言い聞かせて1年を締めくくろうとしています。
それでも、毎日かかさずに行っていたのは「掃除」。家の中が荒れていると心もギスギスするんですよね。
お仕事に行く前に家は綺麗に整えてから出発する、ルーティーンになっているので何も負担はありません。
でも、子ども部屋が出来たらそのルーティーンが崩れる恐れあり…
そっと扉を閉めて見なかったことにしてやり過ごそうと思います…。
来年は、韓国語を覚えたいな♪(もうすでにやらない未来が見えてますが。笑)

1年間ひっぽのひげ文庫をご愛読いただきありがとうございました✨
また2024年にお会いしましょう!

ままっち!編集部 Tammy

えほんカフェひっぽ
住所 
函館市神山3丁目64-2
TEL 
0138-87-2691
営業時間 
11:00~18:00
定休日 毎週火、水曜日
HP http://hakodate-ehoncafe-hippo.com/