【後編】『Cheer up!』Baton.52 アフリカンダンサー ”安井 有沙さん”

Cheer up!とは

第52回【後編】

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【前編】『Cheer up!』Baton.52 アフリカンダンサー ”安井 有沙さん”
Cheer up!とは 第52回【前編】 前回ご紹介した学童クラブひのてん 横山南海子さんからバトンが渡った52人目のゲストは、アフリカンダンサーとして活動されている「安井 有沙」さんです。 前回のCheer up!Baton.51でご紹介...

 

Jumble Jumble アフリカンダンサー「安井 有沙」さん
ままっち!をご覧の皆さまへメッセージ

ままっちをご覧の皆さま、こんにちわ。安井と申します。
普段は現場で力仕事をしており、ご紹介頂いたようにプライベートで、アフリカンダンス、山歩きをしては山菜や茸採り、サーフィン、そして小規模林業という取り組みにも関わっております。

手仕事や自然が大好きで、採ってきた山菜や茸をいかに美味しく調理や保存ができるはもちろん、野草や花も食事に取り入れたり、シロップ漬けにしたり、普通は雑草扱いにされるような植物をいかに普段の生活に上手に取り入れることができるか、ということを研究しながら楽しんでる日々です。

それに加え、夏になるとさらにサーフィンが始まります笑
平日早朝サーフィンして、その後力仕事、そしてまたサーフィン、その後にアフリカンの練習なんて日もたまにあります笑
そんな日はたまにしかありませんが、1秒もだまってられないくらい常に動いています。

山で採れた食材で調理した料理たち

こんな好きな事をつめっつめで動いてるアラフォーの今ですが、わたしは幼少期から10代後半まで競泳一筋で、しかも練習が大嫌いでした。毎日ドナドナの仔牛の気分で練習に行っていました。
こどもの頃は自分が何が好きなのかわからず、わかるきっかけもなく、自分の意見をうまく言うこともできず、意思などそもそもありませんでした。 水泳もただ親に言われたから、なんとなく続けてただけ。
物事をハッキリいうタチのくせに、相手に合わせたり、取り繕うような、周りの顔を伺ってばかりいた気がします。

そんな10代を経て、アメリカへ大学留学し、自分の意見を言わざるを得ない時期を過ごし、日本に帰ってきてからは少しずつ音楽を意識し始め、音楽イベントに顔を出すようになって生音に触れ始めました。

そして8年前離婚を協議してる最中、もやもやが溜まりすぎて発散したい!!!!となった時に、「そうだ。アフリカンダンスやってみよう!」と思ったのがキッカケで今に至ります。
いろんなダンスがある中、アフリカンだったのはまず友人がアフリカン太鼓叩きだったということと、ライブ音楽に触れて行くうちに、生音に合わせて激しく踊ると言うことに密かに憧れを抱いていたのだと思います。
道場の門を叩く勢いで、始めたアフリカンダンス。それからは、「血湧き肉躍る」パッションに取り憑かれ、今は仲間と一緒に楽しく稽古に励んでいます。

好きな事を追い求めるうちに、二つほど自分の中で大きな事件がありました。
一つはアフリカン仲間が突然帰らぬ人となってしまい、その時から「人はいつ何があるかわからない。行けるならどこへでも会いたい人に会いに行って、やれる時にやりたい事をしっかりやる。」と心に刻んだ事。もう一つは、職人であり仕事のために世界へも繰り出す友人が、「自分以外の事に興味がない。あったとしたら自分が興味ある事をしている人。」と断言していたのを聞いた時、いい意味でショックを受けました。もちろん、他人のことはどうでも良いという意味では決してなく、自分の興味とエネルギーを絞り込むキッカケを与えてもらえた出来事でした。

わたしは小学4年生男子を持つシングルマザーでもあります。
ただでさえ忙しいのに、動き続けられる原動力は、やはり「好きなこと」をしているから。そして有難くも周りのサポートに恵まれ今があるんだなと日々感謝の気持ちでいっぱいです。

好きというパワーの凄さ、浸っている時の幸福感。無気力で屁理屈だった10代の自分に今の自分をみせてあげたいです笑 そして、この感覚をあの時持っていたらもの凄くエネルギーに溢れていたんだろうなとも思います。

今はパワーのみで動いている状態ですが、山も海も音楽も、歳をとりながらそれなりの動きや楽しさを探究し続けてずーっと楽しんで行こうと誓っています。
死ぬ瞬間「あー 安井有沙の人生楽しかったー!みんなじゃーねー!」と言って地球を卒業するつもりです。

 

安井さん、ありがとうございました!
今の安井さんを知ると、幼少期の無気力さは想像もできません。
母としてだけではなく、1人の人間として好きなことにエネルギ―を注ぐ姿は、同じ母としてパワーをもらえました!!

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次回は”加我 麻美さん”です。お楽しみに♪