第57回【前編】
前回ご紹介したハーバリスト 飯野 静恵さんからバトンが渡った57人目のゲストは、菜食育アドバイザーの「坂本 あすか」さんです。
七飯町出身の坂本あすかさん。病気やアレルギーのある人でも制限なく、皆が安心して食べられるものをと、自身の農園で育てた野菜を使用してお菓子などを作り販売しています。
3人のお子さんのママである坂本さんが、現在の活動を始めるきっかけとなったのは我が子のアレルギーや父親をガンで亡くしたことでした。
長男が小学校に入ってから小麦、卵アレルギーを発症、息子が安心して美味しく食べられるようにと食について学び、植物性の食品を中心に食べる菜食育アドバイザーの資格を取得しました。
また第3子の出産を機に食べているもので体が出来ていることを改めて実感し、環境や体についての意識が大きく変わったといいます。
ご主人の家業である農家を手伝いながら、皮や実も葉もまるごと安心して食べられるものを作りたいと2023年4月から無農薬・化学肥料不使用の「坂本農園」をスタート。
農園では、さつまいも・じゃがいも・かぼちゃ・バジル・赤じそ・セロリ・食用ホオズキ・そら豆など様々な野菜を栽培。環境に優しい農家を目指し、日々勉強しながら野菜たちと向き合っています。
父を大腸ガンで亡くした坂本さん。同じく大腸ガンを経験し、食生活や生活習慣を改善してガンを克服した養生お膳研究所の学長 小林なおみさんに感銘を受け、病気やアレルギーのある人でもおいしく食べられるお菓子や料理を提供したいと、坂本農園で作った野菜を使用したハーブクラッカーやクッキーを作りました。
「ハーブクラッカー」は、動物性食品を一切使わず素材にこだわった一品。前回ご紹介したハーバリスト飯野さんのハーブソルトで仕上げています。
トマトやとうもろこしなどその時期の旬な野菜を使用して作る「米粉のぱりんとう」は、甘みや油を最小限に抑えており、1歳から安心して食べられるおやつです。
どちらも、オーガニック食材を取り揃える七飯町のお店「Bitte」さんで購入可能。
『子どもたちから”ママのごはんおいしい!”と言ってもらえることがやっぱり嬉しいです。子どもは成長し、いずれ自分の好きなものを選択して食べます。その時、自分の体に合う食材や食事を考え取り入れられるようになってくれたらいいなと思っています。』
今後は、もっと身近に有機野菜を食べられるように、各農家さんで栽培した有機野菜を1カ所に集め購入できる場を設けるなど、環境づくりにも力を入れていきたいと意気込む坂本さん。
是非気になる方は七飯町「Bitte」さんで坂本さんの作る、体がホッとするような優しいおやつを食べてみてはいかがでしょうか。
ビーガンチョコチップクッキーをいただきましたが、素材の味や食感がとても美味しかったです!体に優しいもの、少しずつでも取り入れていきたいですね♪
Cheer up!Baton.57 後編【10月29日(火)公開】
後編では、坂本さんからままっち!をご覧の方へメッセージをご紹介♪