『あつまさ先生の道しるべvol.21』~家庭学習の習慣化をめざして~

文部科学省が公表している『全国学力・学習状況調査』によれば、学力向上に有効な手段のひとつに「家庭学習の習慣化」が挙げられています。「家に帰ってからきちんと宿題をしているか」や、「子どもが自身で計画を立てて勉強をしているか」などが大切だということです。けれども、誘惑だらけの家庭内で机に向かうのは、遊び盛りの子どもにとっては、なかなか難しいものです。
そこで今回は、小学生の家庭学習のポイントや学習方法、さらにはやる気を持続させるポイントなどを紹介します。

家庭学習のポイント(学年毎)
あつまさ先生
あつまさ先生

小学校低学年から高学年まで、各学年の家庭学習をサポートする上で意識したいポイントは異なります。子どもの成長に合わせ、その時々の向き合い方を意識することで、家庭学習の成果が変わってきます。

小学1・2年生

まずは、「勉強は家でもするもの」という習慣を身につけさせましょう。「帰ってきたらすぐ机に向かう」「おやつを食べたら宿題をする」など、帰宅後のルーティン化をするのも良い方法です。やりたいこと・やるべきことには優先順位があることを意識させます。ただし、習慣づけようと思って「勉強しなさい!」と言わずに、宿題を中心に、後は好きなことや楽しめることから進めてみてください。はじめのうちは、学校での出来事を話したり、本を読んだりすることだけでもいいです。学力を上げることはひとまず後回しにして、まずは習慣づけることが大切です。学習時間の目安は10~20分程度でかまいません。家庭学習に慣れてきたら市販のドリルやインターネットの学習教材なども併用するのがおすすめです。どれが子どもに合っているのか保護者のかたも一緒に選んであげてみてはどうでしょうか。

\あつまさ先生オススメ/
ちびむすドリル すきるまドリル

 

 

 

小学3・4年生

学校生活に慣れ、行動範囲がぐんと広がる時期です。好きなことにはより熱中し、保護者の方に聞かずに自分でやろうとする子も出てきますしかし、手助けはまだまだ必要です。学校で習うことも増えてくるので、学習計画を決めるサポートはきっちりしてあげましょう。学習時間の目安は30~40分とし、1・2年生のときと同じくやる気を引き出すことが大切です
なお、「放課後は友達と遊びたい!」などの理由から、家庭学習に嫌気がさしてくることも想定できます。そのようなときは、家庭学習の時間を朝に変えてみる方法もあります。また、クロームブックを家庭でも使用する機会が増えてくるので、自分に合ったインターネット教材を選んで挑戦することもおすすめです。

\あつまさ先生オススメ/
すきるまドリル ちびむすドリル

 

 

 

小学5・6年生

自分なりの考えができ、それを周囲に主張できるようになる時期です。「ひとりでできる」という自信がついている子もいるため、言葉の掛け方には配慮しましょう。心身共に成長していく過程で不安定なり、傷つきやすい状態になることもあります。「勉強したの!!」と注意するのではなく、これまで以上に見守りに重点を置くことが大切です学習時間の目安は1時間ですが、勉強の難易度が上がるため、個人の理解度やペースを尊重して変えてもいいでしょう。「算数の点数を上げたい」「漢字テストをがんばりたい」「英単語をもっと覚えたい」など、学習内容も話し合うことをおすすめします。また、この学年でもたくさんアップされているインターネット教材を効果的に活用することをおすすめします。

\あつまさ先生オススメ/
すたぺんドリル

 

 

 

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