産婆の手しごと第13回目:「育児グッズどうそろえる?何をそろえる?どう使う?」

あれば便利なグッズ

授乳クッション大体の病院で授乳クッションを使って授乳をしていると思います。でも、絶対買わなきゃという物ではなく「あると便利」だと考えてください。家にあるクッションや枕でも代用できます。赤ちゃんが大きくなってくると授乳枕は使わなくなってくるので、あえて買わずにタオルなどで高さを工夫して使ってもいいでしょう。

寝かしつけグッズ・抱っこひもザーザー音が鳴る寝かしつけグッズもあったり、電動や手動のハイローチェアで揺らして寝かしつけもできます。私が当院で赤ちゃんを寝かしつける時は、抱っこひものポケットにザーザー音がなる寝かしつけグッズを入れて揺れると結構効果がある子が多いので、その子のご機嫌具合なども見ながらあやして寝かしつけています。抱っこひもは色々な種類があるので、腰への負担などを考えて選ぶとよいと思います。

佐原さん
佐原さん

ザーザー音のグッズの代わりにYouTubeの寝かしつけ音楽(某有名なCMソングや某俳優の歌など)を寝かしつけに使っている人もいます。結構効果があるみたいで、私の周りの知り合いママさんたちが一時期みんな流していました(赤ちゃんは寝入るけど、ママの頭の中で無限ループになって頭から離れないー!と嘆いてもいましたが笑)

 

体重計…退院後一番心配なことの上位に上がるのが母乳の出やミルクの足す量、体重が順調に増えているかということがあります。大抵はうんちとおしっこの回数が目安になって、しっかりおしっこ・うんちが出ていれば、ほとんどの場合は足りていることが多いので神経質に考えなくていいのですが、それでも心配で心配でという方にはベビー用の体重計が売っていたり、レンタルもあります。

 

佐原さん
佐原さん

保健師さんが訪問してくれたり、産後2週間健診で計ってもらったりもできるので、節目節目でアドバイスはもらえるのですが、家に帰ると途端に不思議と全てのことが心配になってきます。母乳量の測定や赤ちゃんの体重も気にしすぎてしまうと、ほんとに気持ちが沈んでいってしまうループに陥りやすいので地域の保健師さんや分娩施設の助産師さん、開業の助産師さんなどに相談したり不安なままでいないようにするといいと思います。

 

ベビーバス・ベビーベッド…沐浴も前回で少し触れましたが、1ヶ月健診後にどの様に入れるのかを見越して、沐浴槽やグッズを購入した方がいいと思います。短期間しか使わない人もいるので、ママさん同士で譲りあったり、リサイクルショップなどで購入するという選択肢もあると思います。すぐに一緒に入るようになるからと、衣装ケースで代用したりする人もいます。
ベビーベッドもしかりで、買ってみたら、赤ちゃんが四六時中泣く子で添い寝じゃないと寝てくれないと、結局いい物を買ったのに荷物置き場になってしまったなんて人もいるし、逆に一緒にペットも暮らしているので、ベビーベッド必要!という人もいます。

 

佐原さん
佐原さん

個人的な意見として、育児グッズで「これ買おうと思うんだけどどう?」と聞くなら、お子さんの育児が一段落した先輩ママに聞くのが一番参考になるような気がします。同じ月齢の子のママ同士だと「同じにしなきゃ」と思いがちになることがあって結果あんまり使わなかったなあということもあるんですが、先輩ママは冷静にこれはこういう風に使えたよ、とか、これは使わんかったわというものをミシュランガイド並に厳しい目で審査しているので、すごく頼りになります。SNSなどで情報収集したりする方も多いと思います。先輩ママの意見と、自分が赤ちゃんとどう暮らしていくのか、誰がどの時間帯に一緒に育児をしてくれるのか、など考えて物をそろえていくと育児ライフをより快適にできるようになると思います。

ありがとうございました♪私も買ったけどほとんど使わなかったベビーグッズが結構ありました。別の記事で、ベビー用品のレンタルをご紹介していますので、そちらも併せてご覧ください♪

産後ケア助産院マーノ
函館市美原3丁目59-7
電話 090-2074-2059
E-mail mano35jyosanin@gmail.com
HP https://35jyosanin-mano.amebaownd.com/