今年も早や9月も後半に。目下、各幼稚園では10月の願書配付や11月の願書提出を前に、見学会が盛んに行われています。そこで、今回は幼稚園選びで必須な見学でのチェックポイントをまとめてみました。
★我が子にはどんな子になって欲しいか、教育には何を望むか、我が子の性格や興味・関心を把握して、入園後どのようなところを伸ばしてあげたいか等、子育てや教育の方針を確認しておきましょう。
★園が発行している園児募集のチラシやポスター、園のホームページ等を詳細にチェックして、見学する幼稚園を数園に絞り込んでおきましょう。※ままっち!の幼稚園情報を参考に
1 園長先生や先生方の人柄
説明会や見学会では、園長先生が教育方針や特色ある教育活動などをお話してくれます。園長先生は幼稚園の顔。お話しされる様子や雰囲気から感じるものがあるはず。また、園長先生や先生方の人柄や雰囲気を知るには、直接会話をするのが一番。なるべく質問して、会話の機会を持ちましょう。
2 通園している子どもたちの様子
通園している子どもが生き生きしているかどうかは大きなポイントです。実際に通園している子どもの様子は、幼稚園の教育方針が良い形で実践できているかどうかをよく表しています。子どもたちの様子は、園庭やホールでの自由遊びでよく分かります。午前中に説明会があるときは少し早めに行って朝の自由遊びの様子を見ておくことをおすすめします。
3 先生の子どもたちへの接し方
先生方が子どもたちを温かい目で見守り接しているか。温かい目で見守るにもスタイルはいろいろ。子どもを対等に扱い励ますスタイルか、やさしく包み込むスタイルか、ピリッと厳しさもあるスタイルかなど。
4 安心・安全対策
セキュリティ対策、冷房・暖房設備、遊具や教具などの安全対策。さらには通園バスの安全対策や各種避難訓練計画など、心配な点は「道しるべvol.37」を参考に質問してみてはいかがでしょうか。
5 先生方の年齢構成や勤務状況
教育上もいろんな世代の先生がいた方が良いと思います。先生方のキャリア育成やパートの先生の比率について具体的に聞いてみると、園の経営方針が垣間見えてくると思います。
6 玄関・ホール・廊下・教室・設備とその導線
広々と明るい空間かどうか。廊下は広々しているか、ホールなど各部屋への導線がスムーズか。ロッカー、水道など使いやすいか。雨の日に遊ぶスペースがあるかどうかも。
7 園庭・遊具
園児数に対して園庭の広さが十分か、園庭の広さに対して遊具の占めるスペース比率や配置バランスがどうか。また、砂場を覆うシートがあるか、砂を定期的に入れ替えているかなどもチェックしましょう。
8 おもちゃ・絵本・図鑑
子どもが使いやすいように整理整頓されているかどうか 、壊れたままのおもちゃや本が放置されていないか、古いおもちゃや本はメンテナンスされているかどうか。また、選び抜かれた絵本や図鑑がさりげなく用意されているかどうかも。
9 トイレ、手洗い場まわり
清潔感があり子どもが使いやすいか。トイレや手洗い場の状態から園の姿勢も見えるものです。また、先生方や保護者・来客が快適に使用できるトイレがあるかなどもチェック。
10 園舎内外の教育環境
掃除が行き届いているか(特に玄関やトイレ)、整理整頓がしっかりされているか(遊具や教室)。園庭の樹木や芝生、花壇、菜園の手入れがされているかなど「道しるべvol.9」を参考にチェックしてみてはいかがでしょうか。
子どもにとって幼稚園は初めての社会。とにかく子どもが楽しく通えることが一番で
す。よく見極めて、納得いく幼稚園選びをしてください!
※「道しるべvol.13」~幼稚園を決めた理由~ も参考になりますよ!
次回は、「片づけ力と掃除力で幸運を招く」を紹介します。
【公開予定日:2024年10月23日(水)】